散歩は運動だけではない
散歩をカロリー消費だけで考えると、早足で歩いて帰ってくるのが一番に見えます。しかし犬にとって散歩は、においをかいで周りの情報を集め、知らない音や人に慣れる時間でもあります。においを十分にかいだ散歩は、距離が短くても頭がほどよく疲れ、家に帰って落ち着く助けになります。道でのにおいかぎを何度も中断するより、決めた区間では思う存分かがせてあげてください。散歩が足りない犬は、家の中で吠える、かじる、興奮しすぎるといった形で余った力を使うことが多いものです。
散歩は運動であり、においで世界を読む時間でもあります。年齢や犬種に合った量、天気ごとの注意、リードとマナーをまとめました。
散歩をカロリー消費だけで考えると、早足で歩いて帰ってくるのが一番に見えます。しかし犬にとって散歩は、においをかいで周りの情報を集め、知らない音や人に慣れる時間でもあります。においを十分にかいだ散歩は、距離が短くても頭がほどよく疲れ、家に帰って落ち着く助けになります。道でのにおいかぎを何度も中断するより、決めた区間では思う存分かがせてあげてください。散歩が足りない犬は、家の中で吠える、かじる、興奮しすぎるといった形で余った力を使うことが多いものです。
ほとんどの犬は一日一回以上の散歩が必要ですが、ちょうどいい量は年齢や犬種、健康によって大きく違います。活発な犬種は長く歩いても物足りなそうにし、小型犬や高齢犬は短く何回かに分けるほうが合うことがあります。帰ってから少し休んで楽そうにしていれば適量で、翌日まで足を引きずったり階段を嫌がったりするなら多すぎたということです。数字より犬の反応を基準にしましょう。
子犬は骨や関節が成長中なので、長く走らせたり高いところから飛び降りさせたりするのは避けたほうがよいでしょう。代わりに短い散歩で色々な地面、音、人を落ち着いて経験させることが社会化に役立ちます。初めての散歩の時期は予防接種の進み具合で変わるので、獣医師と相談してください。高齢犬は歩くのが遅くなり疲れやすくなりますが、散歩をやめてしまうと筋肉がさらに早く落ちます。犬が決めるペースに合わせてあげましょう。
犬は人のように全身で汗をかいて体温を下げることができず、主にあえぐことで熱を逃がします。そのため暑さに弱く、特に鼻の短い短頭種や太り気味の犬、高齢犬は危険が大きくなります。夏は日が低い早朝か夕方に出かけ、日中のアスファルトは避けてください。手の甲を地面に当てて数秒も我慢できないなら、裸足で歩く犬の肉球にも熱いということです。水を持って行き、日陰でこまめに休ませます。
上の症状が見られたら、すぐに日陰や涼しい場所へ移し、ぬるめか冷たい水で体をぬらして冷やしながら、ただちに動物病院へ連絡してください。氷水につけるような急激な冷やし方はかえって害になることがあります。見た目には回復したようでも体の中の損傷が遅れて現れることがあるので、必ず獣医師の診察を受けましょう。駐車した車の中に犬を残すのは、短い時間でも危険です。
毛の短い犬や体の小さい犬、高齢犬は寒さにも弱いものです。寒い日は散歩の時間を短くし、必要なら服を着せます。冬の道路にまかれた融雪剤は肉球を刺激することがあるので、散歩の後は足をふいてあげてください。雨の日や天気のせいで出かけにくい日は、おやつを隠して探させるにおい遊びや、おもちゃの引っ張りっこのような室内遊びで代わりにできます。
体に合った首輪かハーネスを使い、指が一、二本入るくらいに調整します。人の多い場所ではリードを短く持ち、ほかの犬に近づく前には相手の飼い主に先に聞きましょう。すべての犬がほかの犬を歓迎するわけではありません。ふんはすぐに持ち帰り、連絡先を書いた迷子札をつけておきます。リードの長さなど外出時の決まりは変わることがあるので、自治体の公式案内を確認してください。
散歩が終わったら、肉球に傷や刺さった異物がないか、体にマダニがついていないかを見ます。草むらを通ったなら、耳の内側と指の間も確認してください。道で何かを拾って食べたなら、何を食べたか覚えておき、危険なものの可能性があれば獣医師に相談します。散歩中や散歩の後にせき、呼吸の苦しさ、急な足の引きずりが見られたら、無理をせず診察を受けましょう。この記事は一般的な情報で、その犬の健康状態に合った運動量は獣医師に相談するのがいちばん確かです。